※SHIFTの株価
ソフトウエアのテスト・品質保証サービスを提供するSHIFT(3697)が大幅続伸し、一時14%高の1万8300円を付ける場面があり、高値圏で推移している。同社は8日大引け後に2021年8月期の連結営業利益が前期比45%増になりそうだと発表し、買い材料視されている。
21年8月期は、売上高が前期比57%増の450億円、営業利益が同45%増の34億円を見込む。企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)の広がりやネットワークやコンテンツのセキュリティ―レベルの見直しが追い風となる。顧客による濃淡はあるものの、グループ全体の収益が新型コロナウイルスの感染症拡大により受ける影響は限定的と考えているとした。
同時に発表した20年8月期は、売上高が前期比47%増の287億円、営業利益が同52.8%増の23億円と大幅増収増益だった。これを受けて夜間PTSで大幅上昇していた。前日の日中取引の終値比9%高の1万7500円で夜間取引を終えていた。(QUICK Market Eyes 阿部 哲太郎)