QUICKのプロ向けコメントサービス「QUICK Market Eyes」が10月12~16日に配信した、株主優待の制度変更などを受けた株価の反応の記事をまとめました。(Money Worldの株主優待ページはコチラ)
ロードスターキャピタル ― 株主優待制度を新設 1000株以上の株主対象(更新日時:2020/10/16 07:15)
不動産投資のロードスターキャピタル(3482、マザーズ)は15日、株主優待制度を新設すると発表した。12月末を基準日に保有株式数が1000株以上の株主を対象に、同社の不動産特化型のクラウドファンディングサービスで案件の投資枠の一部を株主優待枠として提供する。1年以上の継続保有が条件となるが、初年度は継続要件については適用しない。
ウィルズ ― 株主優待制度を新設 優待ポイントを年1回(更新日時:2020/10/16 07:13)
企業の株主管理サービスを手掛けるウィルズ(4482)は15日、株主優待制度を新設すると発表した。700株以上を保有する株主が同社の運営する優待ポイントサイト「ウィルズプレミアム優待倶楽部」を通じて議決権を行使すると、保有株数に応じて商品と交換可能な優待ポイントを年1回贈呈する。贈呈条件として毎年12月末と翌6月末まで700株以上を継続保有していることが前提となる。2年目以降は継続保有していた場合、初年度の1.1倍のポイント数となる。
初年度は2020年12月末・21年6月末時点で保有が確認できる株主が対象となる。加えて20年12月末時点で1000株以上の株式を保有する株主には5500円相当のギフトカードを贈呈する。
AppBank ― 大幅安 株主優待制度を廃止、優待コストの負担増で(更新日時:2020/10/15 10:02)
アプリ紹介サイトのAppBank(6177、マザーズ)が大幅安。一時下落率は約7%に達した。14日に株主優待制度の廃止を発表し、個人の手じまい売りが先行している。優待コストの上昇や、優待対象となっていたEC(電子商取引)サイトを運営する子会社を譲渡したことに伴い、廃止に踏み切る。2020年12月末を基準とした優待から実施しない。
AppBankによると、17年12月の優待コストは1243万円だったが、20年12月期に仮に実施した場合は2倍近くのコストがかかる想定だった。優待では100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて商品購入に使える優待券を配布していた。
