ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用する「GSフューチャー・テクノロジー・リーダーズ Aコース(限定為替ヘッジ)<愛称:nextWIN>」の純資産総額(残高)が初めて1000億円を突破した。6日の残高は1003億円。今年2月25日に当初設定額256億円で運用を始め、残高を積み増してきた。販売会社は野村証券1社のみ。
同ファンドは日本を含む世界の株式のうち、テクノロジーの活用や発展により次世代をけん引すると期待される企業に投資する。9月末時点の最新月次レポートによると、地域別では北米が54.5%、アジア(日本を除く)が22.3%を占める。組み入れ銘柄数は66で、上位には米クラウド関連サービス会社のサービスナウ(NOW)や人事ソフトの米ワークデイ(WDAY)、アルゼンチンの電子商取引(EC)大手メルカドリブレ(MELI)などが並んだ。
6日時点の基準価額は1万4320円で、新規設定時の1万円から43.2%のプラスで推移している。設定から同日時点までの資金流入額(推計値)は757億円。為替ヘッジをしない「Bコース」の同日時点の残高は2077億円で、2本の合計残高は3000億円を超えた。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)