QUICKのプロ向けコメントサービス「QUICK Market Eyes」が11月9~13日に配信した、株主優待の制度変更などを受けた株価の反応の記事をまとめました。(Money Worldの株主優待ページはコチラ)
スノーピーク― 今期業績予想を上方修正、キャンプ用品の需要増で(更新日時:2020/11/13 07:15)
アウトドア用品のスノーピーク(7816)は12日、2020年12月期の連結業績予想を上方修正した。営業利益は前期比44%増の13億円と、従来予想から2億8000万円拡大する見通し。新型コロナウイルス感染症の影響でアウトドア需要が拡大しており、キャンプ関連用品の売り上げが拡大している。
売上高は同14%増の162億円と、11億円上振れる。既存店舗への客足は伸び悩んでいるものの、EC(電子商取引)での販売が拡大している。
同日、株主優待制度の変更を発表した。これまで店舗やECサイトでの製品購入にのみ使えた株主優待の対象を、直営キャンプ場のサービス利用料などにも使えるようにする。20年12月末を基準とした優待から適用する。
りらいあ―続落 株主優待制度を廃止、今期営業益17%減の見通し(更新日時:2020/11/09 14:34)
りらいあコミュニケーションズ(4708)が続落。6日に株主優待制度の廃止を発表し、個人の手じまい売りが出ているもよう。りらいあはこれまで100株以上を保有する株主のうち、3年以上の継続保有を条件に「魚沼産コシヒカリ 4キログラム」を年1回贈呈してきた。
同日、これまで未定としていた2021年3月期の連結業績予想を発表。営業利益は前期比17%減の96億円となる見通し。新型コロナウイルスの影響でフィリピン子会社の稼働が低下しているほか、費用増も響いた。
<金融用語>
株主優待とは
株主に対し、株主還元策の一環として、持ち株数に応じて自社製品や優待券、回数券などを無料で配布する制度。株主優待を受け取るには、「権利確定日」に株主である必要がある。