レッグ・メイソン・アセット・マネジメントが運用する「LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月分配型)」は20日の決算で、1万口あたりの分配金を前月の80円から50円に引き下げた。2018年6月以来の引き下げで、12年1月に分配金の払い出しを始めてから最低水準となった。
同ファンドは主にオーストラリアの株式市場に上場している高配当株や不動産投資信託(REIT)に投資する。20日時点の年初来リターン(分配金再投資ベース)は11.2%のマイナスで、基準価額は年初の7000円台から5000円台に下落している。
2015年7月から17年4月までは1万口あたり200円の分配金を払い出していた。純資産総額(残高)は17年に6000億円を超える時期もあったが、その後は減少傾向にある。20日時点の残高は1910億円で、年初から39億円(推計値)の資金が流出した。
◇「LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月分配型)」第110期決算のお知らせ ◇「LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月分配型)」のファンドレター
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)