アセットマネジメントOneが運用する「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>」の純資産総額(残高)が8000億円を突破した。8日の残高は8054億円。今年11月上旬に7000億円を突破してから1カ月で残高を1000億円積み増した。国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)で2番目の大きさ。販売会社はみずほ証券、みずほ銀行、みずほ信託銀行の3社。
「未来の世界」シリーズは2016年9月に2ファンドを新規設定し、現在は投資地域や年間決算回数、為替ヘッジの有無などが異なる8本を運用中。シリーズ8本の合計残高は2兆円を超えている。「未来の世界(ESG)」は世界の株式のうち、競争優位性や成長力、ESG(環境、社会、企業統治)への取り組みで優れた企業に投資する。今年7月に歴代2位の当初設定額(3830億円)で新規設定し、その後も堅調な資金流入が続いている。
月次レポート(10月30日時点)によると、米国への投資が73.3%を占める。組み入れ銘柄数は27で、組み入れ1位は米アマゾン・ドットコム(AMZN)、2位は中国ネット教育の好未来教育集団(TAL)、3位は米クラウド関連サービス会社のサービスナウ(NOW)と続いた。8日時点の基準価額は1万1348円で、新規設定時を上回っている。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)