QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース 落ち込む米国の個人消費、バイデン政権への期待がマインドを下支え
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

落ち込む米国の個人消費、バイデン政権への期待がマインドを下支え

記事公開日 2021/1/18 07:59 最終更新日 2021/3/31 08:26 米国・欧州 米景気 BEI 米金利 米個人消費 QUICK Market Eyes

Woman pushing supermarket cart during COVID-19

【QUICK Market Eyes 池谷 信久】15日に発表された2020年12月の米小売売上高は前月比0.7%減少した(黄棒)。3カ月連続のマイナスで、QUICK FactSet Workstationによる市場予想(プラス0.1%)を大きく下回った。新型コロナウイルスの流行による、個人消費の落ち込みが続いている。

1月の消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)も79.2と前月から1.5ポイント低下し、市場予想(79.5)を下回った(緑線)。調査担当者は「新型コロナウイルスによる死亡者急増やトランプ大統領の弾劾訴追、トランプ支持者による議会への乱入にもかかわらず、低下は小幅にとどまった」と指摘。その理由について「ワクチン接種の進展とバイデン次期政権の経済政策への期待が悪影響を相殺した」と分析した。また、バイデン氏にとって最も重要な課題は、「最初の100日間で1億人のワクチン接種を約束したことを達成するだけでなく、人口のバランスのためにそのペースを加速させることだ」とも指摘した。

政権発足後の100日間は「ハネムーン期間」と呼ばれ、国民やメディアが好意的にみる傾向がある。期待通りワクチンが普及し経済活動の再開が進むか注目される。

米小売売上高

一方で同日の米国債市場で長期債相場は反発し、10年債利回りは1.1%を割り込んで終えた。対照的に米ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI、債券市場が織り込む期待インフレ率)は小幅に上昇しており(緑線)、実質金利はマイナス1%近くまで低下した(黄面)。実質金利の低下はドル安や株高要因など、様々な市場に影響を与えるだけに、今後の動向が注目される。

米実質金利

著者名

QUICK Market Eyes 池谷 信久


ニュース

ニュースがありません。

銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
206
+23.35%
2
201
-17.28%
3
830
-18.78%
4
281
+12.85%
5
5247
BTM
2,254
+21.57%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
1,358
+28.35%
2
206
+23.35%
3
5247
BTM
2,254
+21.57%
4
648
+15.5%
5
1,210
+13.29%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
9399
ビート
2,230
-18.31%
2
841
-17.71%
3
201
-17.28%
4
1,500
-11.71%
5
8918
ランド
8
-11.11%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
41,070
-1.77%
2
16,415
-1.02%
3
23,250
-2.04%
4
8,148
-0.75%
5
7011
三菱重
2,207.5
-1%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる