大和アセットマネジメントが運用する「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」は18日の決算で、1万口あたりの分配金を40円から30円に引き下げた。2018年8月以来の引き下げで、04年10月に分配金の払い出しを始めてから最低水準となった。
同ファンドは米国の不動産投資信託(REIT)に投資する毎月分配型。18日時点の昨年来リターン(分配金再投資ベース)は8.7%のマイナスで、純資産総額(残高)は5460億円だった。同日が決算だった為替ヘッジありの「Aコース」は10年7月から1万口あたり60円の分配金を維持している。
大和アセットは分配金減額の背景として「期中の配当等収益を超える額は過去の蓄積等から支払う状況が続き、結果として分配対象額の減少が続くことになった」と説明。米国のREIT市場については「(新型コロナウイルス向け)ワクチン実用化の進展で反発の兆しが見え始めている」としている。
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