SBI証券は4日、投資一任型のロボアドバイザー(ロボアド)サービス「SBIラップ」の投資家向けイベントを開催し、新商品の「レバラップ」を発表した。8日から提供を開始する予定。
SBIラップは2022年3月にFOLIO(フォリオ、東京・千代田)が運用する「AI投資コース(愛称:AIラップ)」からスタート。23年7月に投入した第2弾の「匠(たくみ)の運用コース(愛称:匠ラップ)」は野村アセットマネジメントが投資助言し、FOLIOが運用している。SBI証券が主にオンラインで販売し、預かり残高は24年12月末で1300億円に達した。
今回発表した第3弾は、大和アセットマネジメントが投資助言を行う「レバレッジ運用 レバナビコース/レバチョイスコース(愛称:レバラップ)」だ。7つの資産クラスを組み合わせて、リスクと期待リターンの効率が最も高い配分比率(黄金比ポートフォリオ)にレバレッジをかけて運用する。通常の投資一任サービスは株式や債券などの資産配分比率を変えてリスクを調整するのが一般的だが、レバラップはどのコースも資産配分はそのままにレバレッジを通じてリスクを調整するのが特徴。レバレッジの大きさを機動的に変更する「レバナビコース」と、5段階のおおよそのレバレッジ倍率から選択できる「レバチョイスコース」(目標リスク5~20%の5コース)の全6コースを用意した。
新商品発表会に登壇した大和アセットマネジメントの間宮賢常務執行役員はレバレッジを薬にたとえ、「用法と用量をきちっと守れば投資の世界において強い味方になる」と説明した。
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