大和アセットマネジメントが運用する「iFreeNEXT FANG+インデックス」は1月の資金流入額が推計で1096億円となり、前月(2024年12月)の423億円と比べて大幅に増えた。国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)では3番目の高水準。
18年1月に設定した同ファンドは、運用実績が丸7年になる。月間の資金流入額が1000億円を超えるのは初めて。新NISA(少額投資非課税制度)のつみたて投資枠と成長投資枠の両枠で対象商品となっており、制度が始まった24年1月以降に資金流入が増え、2年目に入った25年1月に勢いがさらに強まった。
純資産総額(残高)は1月下旬に初めて5000億円を突破し、1月末時点では5222億円だった。新NISA開始前の23年12月末(469億円)から11倍以上に膨らんでいる。25年1月末時点の1年リターンは52.4%と好調で、資金流入とともに残高の押し上げ要因となった。
同ファンドは、半導体大手のブロードコムやエヌビディアなどの米国大手IT(情報技術)企業10銘柄に等金額投資する「NYSE FANGプラス指数(配当込み、円ベース)」と連動した運用成果を目指すインデックス型(指数連動型)。10銘柄に絞って運用しているため、値動きの振れ幅が相対的に大きい。1月下旬は「DeepSeek(ディープシーク)ショック」を受けて乱高下する場面があった。