【NQNニューヨーク=張間正義】警戒された今週の米国債の入札ラッシュは無難に乗り切った。景気回復の加速とインフレで年央にかけ、長期金利が上昇するとの予想は多いが、銀行規制の緩和延長と経済対策に伴う預金急増による「キャッシュ潰し」が金利上昇を抑えそうだ。その場合、高成長と低金利による「高圧経済」の様相が一段と強まる。 11日の米国債市場で長期債相場は下落した。長期金利の指標となる10年物国債の利回りは前の日に比べ0.02%高い(価格は安い)1.54%で終えた。入札ラッシュのトリを飾った30年債入札は落札利回りが市場実勢並みとなり、無難な結果だった。2月に発生した「7年債ショック」による金利上昇...
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