2007年の8月9日。BNPパリバは管理・運用していたパーベスト・ダイナミックABS、BNPパリバABSユーリボー、BNPパリバABSイオニアの3つのファンドで、価格算出と募集、解約業務の一時凍結を発表した。当時、マーケットでは多少の話題にはなっていたものの、3つのファンドの時価総額は約16億ユーロ(約2000億円)であり、当時の市場規模からすると、それほど大きなものではなかった。率直に言って、これが大きな問題になるとは全く考えていなかった。 リーマン・ショックの入り口 しかし、この3ファンドの凍結こそが、サブプライム問題が顕在化するきっかけであり、翌年のリーマン・ショックへの入り口だった...
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最近の株価上昇は基本的には量的緩和による通貨価値の下落が要因だと思います。バブルとは思いませんが、このアルケゴスのように相当のレバレッジを効かせている投資家もたくさんいるでしょう。個人投資家になぞらえれば、信用取引で損失を出して追証が発生した状況です。似たような事例が増えてくれば、金融システムへの不安が高まらないとも限りません。