【日経QUICKニュース(NQN) 末藤加恵】台湾ドルが騰勢を強めている。5月10日には対米ドルで24年ぶりの高値を付けた。世界的に半導体不足が深刻となるなか、台湾積体電路製造(TSMC)を筆頭に有力メーカーを有する台湾の景気が外需主導で回復ペースを速めるとの見方が強まっているためだ。台湾ドルがアジア通貨危機以来の高値まで水準を切り上げるほど、各国の「半導体争奪戦」は過熱の様相を強めている。 ■輸出増で通貨高 10日の外国為替市場で台湾ドルは、対米ドルで一時1米ドル=27.70台湾ドル台前半まで買われ、1997年以来の高値をつけた。高速通信規格「5G」の普及に加え、新型コロナウイルス禍...
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