【日経QUICKニュース(NQN) 永松英一郎】財務省が四半期ごとに発表する法人企業統計の公表値に「ゆがみがある」との指摘が出ている。純粋持ち株会社を事業会社と同様に単体で集計対象としているため、経常利益が二重計上され、全体額を押し上げている。財務省もこうした状況を認識し、純粋持ち株会社を除いた経常利益額を参考値として出すなどしているが、エコノミストからはより丁寧な情報発信を求める声が上がっている。 純粋持ち株会社分を除くと減益 6月1日発表の2021年1~3月期の同統計では、金融業・保険業を除く全産業の経常利益は前年同期比26.0%増の20兆746億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大...

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