【NQNニューヨーク 岩本貴子】原油先物相場の指標油種となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)が1バレル70ドルに近づいている。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)では6月2日夜の時間外取引で一時69.40ドルと2年7カ月ぶりの高値をつけた。産油国は増産に慎重な一方、需要の大きい米国では新型コロナウイルスのワクチン普及で夏場のガソリン消費が盛り上がるとの期待が高まっている。 人の動きが活発に 世界のワクチン接種回数は3日、20億回を超えた。途上国では接種が遅れているものの、米国や欧州で進んでおり、米疾病対策センター(CDC)によると3日時点で米国の成...
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バイデン大統領誕生以前は、世界一の産油国になった米国の石油産業に脅威を感じるロシアや中東が原油産出を増やして原油価格を下げることで、米国の石油採掘が採算割れとなるようにして米国の石油産業を成長させまいとしていた。 だけどバイデン大統領の誕生で脱炭素となり、米国の石油産業はもはや新規油田への投資はやりにくくなった。 そうなると、もはやロシアや中東が原油価格を下げる理由はなくなったのだと思う。 なのでイランへの制裁が終ってイラン産原油が大量供給されるようになるまでは原油価格は上がり続けるんじゃなかろうか。