2021年1~6月はプラスのリターンを上げた投資信託が多かった。6月末時点で純資産総額(残高)上位の6カ月リターンを比べたところ、海外の不動産投資信託(REIT)に投資するタイプが特に好調だった。
国内公募の追加型株式投信で残高上位20本のうち、6カ月リターンが最も高かったのは「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」の31.8%。ほかの2本の海外REIT型もリターンが30%台だった。
一方、最下位はバランス型の「投資のソムリエ」で0.5%。複数の資産に分散投資するバランス型は、もともと相対的にリターンが低くなる傾向がある。円建て資産に分散投資する「東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)<愛称:円奏会>」も2.6%にとどまり、下から2番目の成績だった。主に国内株式に投資する「ひふみプラス」も4.4%と伸び悩んだ。