東京海上アセットマネジメントが運用する「東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)<愛称:円奏会>」の純資産総額(残高)が3000億円を割り込んだ。24日の残高は2996億円。残高が3000億円を下回るのは2017年2月9日以来、7年4カ月ぶりとなる。
同ファンドは12年11月9日に設定され、国内の複数の資産に分散投資するバランス型。かつては安全志向の個人投資家から人気が高まり、ピーク時には最大で7505億円(20年2月21日)まで残高が膨らむ局面もあった。その後はコロナショックのあおりで運用不振に陥り、資金流出が続いている。24年6月24日時点の1年リターン(分配金再投資ベース)は2.18%のマイナスだった。