【QUICK Market Eyes 池谷信久】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は11月30日と12月1日の議会証言で、足元の高インフレについて、これまで「一時的」としてきた主張を撤回し「物価上昇のリスクは高まっている」と警戒感を示した。そのうえで、量的緩和の縮小(テーパリング)の加速を12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で議論すると明言した。 FRBのタカ派化が影響 インフレや金融引き締め(金融緩和の縮小)に対する債券市場の通常の反応は「金利上昇」であろう。しかし、議会証言のあった両日ともに米10年物国債の利回りは低下した(図表2-1)。 (図表2-1) 新型コロナ...

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