来週(2022年1月4~7日)の外国為替市場で円相場は下落しそうだ。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」に対する過度な警戒感が後退し、29日の米ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新するなど、投資家のリスク選好姿勢は強まっている。「低リスク通貨」とされる円は幅広い通貨に対して売られやすく、対ドルでは1ドル=115円台後半への下落を見込む声があった。
米国では7日に21年12月の雇用統計が発表される。マネースクエアの八代和也氏は「非農業部門の雇用者数や平均時給の伸びが市場予想を上回れば、米連邦準備理事会(FRB)による早期利上げ観測が高まりドルに買いが入りやすい」と指摘した。
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