2000年代に入って日経平均株価のベクトルは予想1株利益(EPS)の変化と一致する動きになった。名目金利が長短ともおおむねゼロ%になり、バリュエーションの評価が極めて難しくなるなか、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)から見た場合、日本株の方向を決めていたのは利益のモメンタムだった。その結果としてITバブル期やリーマン・ショック後の一時期を除き、日経平均の予想株価収益率(PER)は、総体的に安定した動きを続けている。 日経平均採用銘柄の利益のモメンタムを知るうえで、最も役に立つ指標は全米供給管理協会(ISM)の製造業景況感指数(PMI)だろう。日経平均採用銘柄の加重平均したEPSの前年同月...
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