【株式会社武者リサーチ 代表 武者 陵司 氏】3月後半、10日の115円から28日には125円へと3週間でドル円相場は10円もドル高円安が進んだ。政府による市場注視とのメッセ―シーによっていったんは反発したものの、再度125円を突破し、円安がやむ気配はない。 円安の進行自体は、①米国の金融引き締めによる金利差拡大、②日本の貿易赤字転落、③膨大な資金流出(米株投資、債券投資、グローバル直接投資、M&A)など、円安要因が山積していたので大方が想定していたことである。驚きはこれほど急激に10%もの為替変化が起きたことである。 為替のレベルはおおむね購買力平価に収れんすると考えられている。経済協力...

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