【QUICK Market Eyes 大野弘貴】2022年1~6月の日本株売買動向は海外投資家の売りに対し、個人と事業法人が買い向かう構図となった。東証と大阪取引所の投資部門別売買状況をもとに6月第4週までの累積売買金額を確認したところ、海外投資家が3兆円(現先計)を売り越した一方、事業法人が2.1兆円、個人投資家が1.3兆円をそれぞれ買い越した。
ここでは個人投資家の動向に注目したい。22年上半期の個人の買越額は、21年の1年間における買い越し額4800億円を大きく上回っている。21年は10年ぶりの買い越しに転じていた。22年に入り株式市場が調整色を強める中においても、個人の日本株買...
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