【NQN香港=盧翠瑜】4日の香港株式市場で、中国の電子商取引(EC)最大手のアリババ集団が大きく上げている。一時は前日比5.85香港ドル(6.5%)高の96.20香港ドルまで買われた。アリババは4日の取引終了後、2022年4~6月期の決算発表を予定している。業績がいよいよ底打ちするのではないかとの期待から買いが増えているようだ。
アリババの売買代金は11時時点で20億香港ドルを超え、香港市場の売買代金の上位に入っている。
アリババ傘下の医療サービス企業の阿里健康信息技術も急伸している。一時は前日比8%高となった。
半面、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は4日、主要株主のソフトバンクグループ(SBG)が今年、保有するアリババ株の約3分の1を先物で売却する契約を結んだなどと報じた。ただ市場の反応は今のところ限られている。