【日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一】米連邦準備理事会(FRB)は世界経済を道連れにする覚悟なのだろうか。円やユーロなどを巻き込んだ「異形」のドル高がそう問いかけている。
高インフレやその対策としての利上げのしわ寄せが中・低所得層に集中し、それを補うための財政拡大がさらなるインフレを招くという新たな悪循環が米国を中心に差し迫っている。その行き着く先の最悪のシナリオは金融・財政危機による大不況がインフレを壊滅させるという悲劇だ。
■ドル還流280兆円、ドル実効レートは2割高
日本では1ドル=144円台と24年ぶりの水準まで進んだ円安・ドル高への懸念が叫ばれている。原因は...
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