【QUICK Market Eyes 大野 弘貴】2022年の日本株は海外投資家の売りに対して、事業法人の買いが下支えする構図となった。東証と大阪取引所が公表する投資部門別の動向によると、海外投資家は12月第2週までの年初来で約3.5兆円(現先計)を売り越した一方、自社株買いのフローを反映する事業法人は約5兆円を買い越した。
22年に自社株買いの実施を決議した企業は1000社超と、19年の936社を上回り過去最多となった。また、事業法人による買い越し額も19年の約4.1兆円を上回っている。
20年にETF(上場投資信託)を7兆円を買い入れ当時の日本株最大の買い主体となった日銀は、...
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