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セブン&アイ・ホールディングス(3382) グループ戦略再評価や資産配分の見直し、中計目標上方修正の可能性に注目

QUICK企業価値研究所アナリスト 永田和子(2023/01/24)

・円高、そごう・西武譲渡を主因に来期・25/2期の営業利益予想を減額も、増益が続く見込み
 連結営業利益の企業価値研究所予想は業績表の通り。ガソリン粗利益上昇で今期を引き上げる一方、円高への想定変更、そごう・西武譲渡(2月1日予定)の影響反映を主因に来期・25/2期を減額。来期以降のガソリン粗利益を保守的に見込むが、国内コンビニの売上回復もあり、25/2期にかけて増益が続こう。海外コンビニではSpeedwayとのシナジー創出やコスト構造改革が進捗。来期は商品入替の通年寄与や単品管理により更なるシナジー拡大を予想。シナジー以外でもFF強化による日販、粗利益率の上昇余地は大きい(来期・25/2期に工場新設へ)。

・グループ戦略再評価は3月10日までに公表予定
 今期早々に変革を遂げた取締役会では、事業毎の効率性・成長性を踏まえつつ、企業価値向上に資する戦略的取り組みについて検討中。ヨーカ堂を含むスーパーストアなど、各事業の戦略的選択肢や抜本的事業構造改革といったグループ戦略再評価を3月10日までに公表予定。営業キャッシュフロー増大や資本回収を再投資、株主還元の充実に充てる方針の資産配分見直しや中計目標上方修正の可能性とともに注目したい。

・リスクファクター ~為替・原油相場の変動リスクなど

・アナリストの投資判断 ~グループ戦略再評価、資産配分見直しの公表が株価上昇の起爆剤に
 来期以降の当研究所予想EPSを引き下げたものの、PERは来期18倍、25/2期17倍。25/2期までの成長を織り込めば、依然割安感が強い(評価指標は「24時間営業問題」前の19/2期平均20倍)。グループ戦略再評価や資産配分見直しの公表が株価上昇の起爆剤として期待される。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

永田 和子

シニアアナリスト

小売セクター担当


【プロフィール】
早稲田大学第一文学部日本史学科卒業。東京証券(現東海東京証券)入社。入社直後から調査部門でアナリスト業務(小売、繊維・紙パルプ、食品、ゲーム)に就く。03年にQBR(現QUICK企業価値研究所)へ。企業調査歴30年超。


日本証券アナリスト協会ディスクロージャー研究会 小売専門部会評価実施アナリスト


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