【日経QUICKニュース(NQN)】米商務省は27日、2022年12月の個人消費支出(PCE)物価指数を発表する。ダウ・ジョーンズ通信が日本時間27日朝までにまとめた市場予想によると、エネルギー・食品を除くコア指数の上昇率は前年同月比4.4%と、11月(4.7%)から鈍化する見通しだ。予想通りなら3カ月連続で鈍化し、21年10月以来の低い伸び率となる。前月比では0.3%上昇が予想されている。
PCE物価指数は米連邦準備理事会(FRB)が物価動向をみるうえで重視している。FRBは1月31~2月1日に金融政策を決める米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。
27日は米ミシガン大が1月の消費者態度指数(確報値)を発表する。速報値では1年先の物価の見通しを示す予想インフレ率が4.0%と1年9カ月ぶりの低水準となった。米インフレの沈静化を見極める上で注目度が高い。