【日経QUICKニュース(NQN) 内山佑輔】6日、日本経済新聞は「政府が日銀の黒田東彦総裁の後任人事について雨宮正佳副総裁に就任を打診したことがわかった」と報じた。日銀が現行の大規模な金融緩和策について、早期に「出口」を模索するとの見方が後退し、株式市場では歓迎ムードが広がった。ただ、日銀の新体制は多くの課題を抱えての船出となる。株価にマイナスの影響が出る場面も想定され、過度な楽観は禁物だろう。
黒田氏は4月8日に任期満了を迎え、政府は与党などと後任人事の調整を進めている。雨宮氏は日銀生え抜きで金融政策を企画・立案する企画畑を中心にキャリアを積み、黒田総裁のもとでも企画担当理事や副総裁を務...
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