(この記事は今週のマーケットエッセンシャルの要約です)
総務省が2月7日に発表した2022年の家計調査によると、2019年に話題になった「老後2000万円問題」は「1000万円問題」に後退したようだ。当時は高齢夫婦無職世帯の月平均赤字額が5万4519円に達し、30年分では1963万円が不足すると試算された。最新の家計調査では月平均赤字額は2万2270円。30年分では801万円ほどが足りなくなる。
老後2000万円不足の計算前提は2017年の家計調査。その後、新型コロナウイルスの流行が始まって旅行も外食も減った2020年に、夫婦高齢者無職世帯の月平均の収支は平均1111円の黒字に転換。老後の...
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