【日経QUICKニュース(NQN)】米金融市場が今年6月以降の米連邦準備理事会(FRB)による利下げを織り込み始めている。米金利先物の値動きから米金融政策を予想する「Fedウオッチ」をもとに描く年内の米政策金利のパスは、米中部時間13日19時半時点では6月以降に低下へ向かい、12月時点では4%を割り込んでいる。米政策金利の予想は今月8日時点と比べると急速に切り下がっている。
金融システムの安定重視へFRBが金融政策の方向性を急転換するとの市場の見方を映す。Fedウオッチによれば、今月21~22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を巡っては「0.25%利上げ」の予想確率が65%、「金利据え置き」が35%となっている。8日時点は「0.5%利上げ」が79%、「0.25%利上げ」が21%だった。