【NQNシンガポール=秋山文人】インド大手民間銀行のコタック・マヒンドラ銀行が大幅に上昇している。一時、前日比91.35ルピー(5.2%)高の1850.30ルピーまで上げた。海外機関投資家による資金流入への期待感から買いが集まっている。
コタック・マヒンドラ銀行の外国人保有比率は3月末時点で41.22%となり、12月から1.47ポイント低下した。インドメディアによると、パッシブ運用の外国人による買い需要が発生し、6億9000万ドル(約920億円)の資金流入につながると地場の証券アナリストが解説している。
報道によれば(1)外国人保有比率の低下で外国人の買い余地が拡大(2)米指数算出会社MSCIが定める個別銘柄の指数組み入れの際の係数が上昇(3)買い需要が発生、というメカニズムになる。