ティー・ロウ・プライス・ジャパンが14日に設定した「ティー・ロウ・プライス 米国中小型株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」は、当初設定額187億円を集めた。国内公募投資信託の当初設定額では、今年3番目の大きさ。同日設定の「Aコース(為替ヘッジあり)」の当初設定額は47億円。AコースとBコースの2本で234億円を集めた。2本とも野村証券1社で販売した。
同ファンドは米国の中小型株式の約150~250銘柄に幅広く投資する。特定のセクターに偏らず、アナリストの個別企業の分析をもとに銘柄を選定する。14日時点の今年の当初設定額上位10本のうち、海外先進国株式中心に投資するファンドはこの1本のみ。1位の「(早期償還条項付)リオープン・ジャパン2301」は国内株式型で、これら2本以外は国内外の債券を投資対象としており、組み入れた債券を信託期間満了まで保有し続ける「債券持ち切り運用型」だった。