【NQNシンガポール=今 晶】17日のインド株式相場は反落している。主要な株価指数であるSENSEXは前営業日だった13日終値比45.10ポイント(0.07%)安の6万0385.90で始まり、その後、下落率は1%を超えた。13日発表の決算が市場予想を下回ったIT(情報技術)サービス大手のインフォシスが大幅安となり、テック・マヒンドラなど他のIT大手も軒並み売られている。
指数は13日まで9日続伸していた。好業績銘柄などを個別物色する動きが根強い半面、利益確定売りの圧力も蓄積している。米連邦準備理事会(FRB)高官発言などから米金融引き締めの長期化観測が再燃し、14日の米長期金利が上昇したのも投資家心理の重荷となっている。外国為替市場でのインドルピー安・米ドル高も株価にマイナスに働いている。
他のSENSEX構成銘柄ではHDFC銀行や住宅金融のハウジング・デベロップメント・ファイナンス(HDFC)が安い。一方、ICICI銀行やアクシス銀行、食品のネスレ・インディアは高い。