【NQNシンガポール=今 晶】18日のインド株式相場は小幅に上げて始まった。主要な株価指数であるSENSEXの始値は前日比80.51ポイント(0.13%)高の5万9991.26だった。前日の下げを受けて自律反発狙いの買いが入っている。
上値は今のところ重い。前週までの上昇局面で積み上がった買い持ち高を減らす動きが根強い。米長期金利の上昇や外国為替市場での米ドル高圧力への警戒感もくすぶっている。
前日に大きく下げたIT(情報技術)サービス大手のインフォシスはもみ合いながらやや下値を切り上げている。ウィプロなど他のIT大手は高安まちまちとなっている。
タタ自動車が高い。自動車のマルチ・スズキや食品のネスレ・インディアも買われている。半面、後発薬のサン・ファーマシューティカル・インダストリーズや日用品のヒンドゥスタン・ユニリーバは下落している。