スパークス・アセット・マネジメントが15日に新規設定した「スパークス・企業価値創造日本株ファンド」は、当初設定額で317億円を集めた。今年に入って設定された国内公募投資信託(上場投資信託=ETFを除く)で2番目の大きさ。野村証券1社で販売した。
同じく15日に三井住友DSアセットマネジメントが設定した「アクセラレーション・ジャパン2023-05(限定追加型・早期償還条項付)」は、当初申込期間(4月24日~5月12日まで)に311億円を集め、今年3位の大きさだった。販売会社はSMBC日興証券1社。こちらは5月17日まで購入が可能な限定追加型だ。
「スパークス・企業価値創造日本株」は国内株式のうち、経営者の質や競争優位性は高いが市場ではまだ評価されていない潜在価値の高い企業を選別して投資する。「アクセラレーション・ジャパン」は日本の取引所に上場する株式のうち、アニメやゲームをはじめとするコンテンツ産業やコンテンツの知的財産(IP)などの関連企業に投資する。設定来の1万口あたり分配金(税引前)の累計額と1万口あたりの基準価額との合計額が1万2500円以上になると、安定運用に移行して繰り上げ償還するしくみをもつ。
この結果、5月15日時点で年初来の当初設定額ランキングの1~3位までを国内株式に投資するファンドが占めている(図表参照)。1位は野村アセットマネジメントが1月25日に設定した単位型の「(早期償還条項付)リオープン・ジャパン2301」で、当初申込期間中に1047億円が集まった。このファンドも野村証券1社で販売した。