【日経QUICKニュース(NQN) 北原佑樹】日経平均株価の上昇が止まらない。前日まで8日続伸し、23日午前に3万1300円台半ばまで上昇する場面があった。テクニカル分析では1989年12月の過去最高値(3万8915円)から2009年3月のバブル後最安値(7054円)までの下げ幅に対する76.4%戻し(3万1396円)の水準に近づいている。
市場では、株価の高値(安値)から安値(高値)の下げ(上げ)に対する戻り(押し目)の水準を推測するうえで、自然界で最も安定した比率とされる「黄金比」に基づき61.8%と38.2%が重視される。日経平均は18年1月に半値戻しを達成し、20年12月に61.8%まで戻した。
【日経平均株価の主な節目】 | ||
節目 | 達成時期 | |
・過去最高値 | 3万8915円 | 1989年12月 |
・76.4%戻し | 3万1396円 | |
・61.8%戻し | 2万6745円 | 2020年12月 |
・半値戻し | 2万2985円 | 2018年1月 |
・38.2%戻し | 1万9225円 | 2015年3月 |
・23.6%戻し | 1万4574円 | 2013年5月 |
・バブル後最安値 | 7054円 | 2009年3月 |