ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが13日に新規設定した「GSワールド・シフト株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)<愛称:shiftWIN>」は、当初設定額189億円を集めた。2023年に新規設定された国内公募投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)で5番目の大きさ。同時設定の「Aコース(限定為替ヘッジ)」は24億円を集め、2本で合計213億円となった。販売会社は野村証券1社。
同ファンドは先進国を中心とした世界の株式のうち、「資源の安定確保」「サプライチェーンの再構築」「国家セキュリティの強化」を主要な投資テーマとして投資先を選定する。
6月13日時点の年初来の当初設定額上位をみると、1~3位を国内株式に投資するファンドが占める。1位は野村アセットマネジメントが1月25日に設定した単位型の「(早期償還条項付)リオープン・ジャパン2301」で、当初申込期間中に1047億円が集まった。トップ10入りした、4~6月にかけて設定された4本は全て株式に投資するファンド。国内外の株式相場が上昇し、個人投資家の投資意欲が高まったことが背景にありそうだ。