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PayPay投信、最安コストの「先進国株式」「世界株式」を設定へ

PayPayアセットマネジメントが「PayPay投資信託インデックスファンドシリーズ」に新たに2本を追加する。同社が12日に提出した有価証券届出書によると、「PayPay投資信託インデックス 先進国株式」と「PayPay投資信託インデックス 世界株式」を28日に新規設定する。いずれも類似ファンドの中でコストが最安水準となる見込み。

「先進国株式」はFTSEディベロップド・オールキャップ・インデックス(配当込み、円ベース)に連動する運用成果をめざすインデックス型(指数連動型)で、実質的な信託報酬は年0.0906%(税込み)。国内公募の追加型株式投信のうち、同指数に連動するインデックス型では最も安い。

「世界株式」はFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(配当込み、円ベース)を基準とし、実質的な信託報酬は同タイプで最安の年0.0983%(同)。2ファンドが連動をめざす指数は、どちらも積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)の対象インデックスだ。

インデックス型の投資信託は、運用コストの低さなどから人気が高い。運用各社が展開する主要なインデックスファンドシリーズの実質的な信託報酬(同、目論見書記載の上限値)について、5月末時点で比較し、以下の図表にまとめた。5月末時点で判明していた6月の新規設定や信託報酬の引き下げも反映している(6月14日までの変更点のみ)。

主要なインデックスファンドシリーズについて、5月末までの過去3カ月間に公表された新規設定や信託報酬の引き下げは以下の通り。2024年1月に始まる新しいNISAに向け、シリーズの拡充やコストを下げる動きが活発化している。

著者名

QUICK資産運用研究所 西本 ゆき


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