【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇中国、キューバに合同軍事訓練施設を計画
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は20日、中国とキューバが新たな合同軍事訓練施設を設置する交渉をしていると報じた。中国の軍や情報活動の拠点が米フロリダ州のわずか100マイル(約161キロ)沖に設置される可能性があり、米政府が警戒しているとしている。交渉は進んでいるものの合意に至っておらず、バイデン政権はキューバ高官と接触し設置を阻止しようとしていると伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/beijing-plans-a-new-training-facility-in-cuba-raising-prospect-of-chinese-troops-on-americas-doorstep-e17fd5d1?mod=hp_lead_pos2)
◇ハンター・バイデン氏、税申告と銃器購入で有罪認める
米ワシントン・ポスト紙は20日、バイデン大統領の息子ハンター・バイデン氏が税申告に関する2件と銃器購入をめぐる違反行為で有罪を認めたことが裁判所の文書で明らかになったと報じた。司法取引に応じたもので、裁判所が認めれば収監を回避できるとしている。2018年のトランプ政権時代に開始された検察の捜査が制限される可能性があると伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/national-security/2023/06/20/hunter-biden-plea-deal/)
◇米金融街は悲観、商業不動産と公共交通利用が低迷
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は20日、ウォール街が米経済の低迷に賭けていると報じた。投資家はニューヨーク公共交通機関にリンクした債券の購入を抑え、ダウンタウンの不動産に特化したファンドへの投資はパンデミック前の半分未満としている。米主要10都市のオフィス占有率は約50%、主要都市の公共交通機関の利用は新型コロナウイルス流行前の70%未満の水準にとどまっていると伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/cities-real-estate-bonds-taxes-c6736f8b?mod=hp_lead_pos7)
◇残された酸素40時間、行方不明のタイタニック観光ツアー潜水艦
英ニューヨーク・タイムズ紙は20日、米国の沿岸警備隊が大西洋で行方不明になったタイタニック観光ツアーの潜水艦の捜索を続けていると報じた。潜水艦には、英国の起業家、パキスタンの実業家と息子、フランスの冒険家が乗船しているとしている。潜水艦内の酸素は約40時間分しか残っていないとみられ、捜索を急いでいると伝えた。
(https://www.nytimes.com/live/2023/06/20/us/titanic-missing-submarine)
◇パリ五輪組織委を家宅捜索、便宜供与めぐり仏警察
英フィナンシャル・タイムズ紙は20日、フランス警察が2024年パリ五輪組織委員会本部とインフラ建設を請け負ったソリデオを家宅捜索したと報じた。便宜供与と公金横領の疑いがあると検察はみているとしている。パリ五輪の予算はインフレの影響で2017年時点の66億ユーロから88億ユーロに増えたと伝えた。
(https://www.ft.com/content/2fe815d9-c161-4703-bcfe-9c0bce949fb5)
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