【日経QUICKニュース(NQN)】日本格付研究所(JCR)は21日、楽天グループ(4755)の長期発行体格付けを「シングルA」から「シングルAマイナス」に1段階引き下げたと発表した。楽天グループのモバイル事業について、収益改善が遅れていると判断した。新規契約の獲得に勢いがない点や解約が多い点を指摘し、「引き続きモバイル事業の収益改善には不透明な要素」があるとした。
格付けを引き下げ方向で見直す「クレジット・モニター」の指定は解除し、格付けの見通しは「ネガティブ」とした。
楽天グループ傘下の楽天カード、楽天銀行(5838)、楽天証券、楽天損害保険の長期発行体格付けについても、いずれも「シングルA」から「シングルAマイナス」に引き下げた。