【日経QUICKニュース(NQN)】格付投資情報センター(R&I)は17日、2024年12月期の連結決算が1624億円の最終赤字だった楽天グループ(4755)について「格付けへの下押し圧力が緩和傾向にあるとの見方を変更する必要はない」とのコメントを発表した。「モバイル事業の収支は改善傾向」などとしたうえで「営業キャッシュフローの拡大が続き、グループ収益力も改善している」と評価した。
R&Iは、赤字決算については「楽天カードの持ち分比率の変更などで繰り延べ税金資産1122億円を取り崩して費用計上したことや、金融費用が増加したことが響いた」とみている。