【日経QUICKニュース(NQN)】日本オラクルが大幅に続落している。前週末比1135円(9.7%)安の1万565円まで下げた。23日に発表した2023年5月期(前期)の単独決算は営業利益が前の期比2%増の743億円だった。ただ、23年3~5月期の営業利益は前年同期比1%増の217億円と前の四半期(同2%増)から減速した。株価は23日に年初来高値を付けていたこともあり、売りが優勢になっている。
24年5月期(今期)の売上高は前期比2~6%増を見込む。JPモルガン証券の千葉馨氏は23日付リポートで、業務ソフトのライセンス売り上げは緩やかな減収傾向が続くとして「全社の成長率は当面3%程度にとどまる」と予想。オフライン(対面の)販促活動の再開に伴うコストの増加によって収益性改善は踊り場となるとみていた。