QUICK企業価値研究所アナリスト 山藤秀明(2023/12/21)
・サマリー
24/5期上期の営業利益は前年同期比10%増の383億円。データベースソフトウェアのライセンス販売やクラウドサービスが好調。
企業価値研究所は24/5期の営業利益について前期比6%増の791億円の従来予想を据え置く。企業の情報化投資は引き続き積極的。人員減による販売管理費抑制も進んでおり、最高益更新見込み。来期以降も業績拡大が続きそうだ。IoTや生成AIの普及に伴い情報システムで活用するデータ量は増大している。それに伴い同社のデータベースソフトウェアのライセンス販売は中長期的に増加しよう。連動して保守サポートの契約件数も着実に増加しよう。
・アナリストの投資判断 ~業績好調も株価指標は過去平均並みで株価は横ばい見込み
当研究所は「当面の株価は横ばいで推移する」との投資判断を継続する。業績好調ながら主要株価指標は過去平均並み。「基本的には中長期的な投資対象銘柄」との評価も変えない。注力するクラウドサービスの成長余地は大きいうえ、利益貢献度の高い保守サポートの安定的な成長で中長期的には業績拡大が続く見込み。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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