【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇ビル・ゲイツ個人事務所、就職希望者に性的質問
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は29日、米富豪のビル・ゲイツ氏の個人事務所が就職面接で性的な質問をしていたと報じた。一部の女性は、不倫経験、好きなポルノの種類、ヌード写真のスマホ保存の有無などを聞かれたとしている。お金で性的関係を持った経験や性病などについて質問された女性もいたと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/bill-gates-office-sexually-explicit-questions-7dc240f5?mod=hp_lead_pos2)
◇ハーバード大・UNCの人種考慮、米最高裁が歴史的「違憲」判断
米ワシントン・ポスト紙は29日、米連邦最高裁判所が人種を入学選考基準にするハーバード大学とノースカロライナ大学(UNC)の制度は平等な権利を保障する憲法に違反するとの判断を下したと報じた。歴史的な判決で、全米の私立と公立大学に選考基準の大幅変更を強いることになるとしている。ロバーツ長官をはじめ過半数を占める保守派判事が支持、リベラル派は反対したと伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/politics/2023/06/29/affirmative-action-supreme-court-ruling/)
◇ルノー見通し引き上げ、EV子会社IPOは来年に延期
英フィナンシャル・タイムズ紙は29日、仏自動車大手ルノーが利益見通しを上方修正すると同時に電気自動車(EV)・ソフトウェア子会社アンペアの新規株式公開(IPO)予定を延期したと報じた。利益率は6%から7~8%に上がると予想、通期のフリーキャッシュフローが当初予想20億ユーロから25億ユーロに増えるとの見通しを示したとしている。アンペアのIPOを今年終盤に計画していたが、来年前半に延期したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/cce37017-8b24-4e4d-8202-1887c6e8257e)
◇中国の偵察気球、米国製機器を搭載
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は29日、今年初めに米上空を飛行した中国の偵察用気球に米国製機器が使用されていたと報じた。国防省、情報機関、連邦捜査局(FBI)が約5カ月前の撃墜後に分析した結果、機材は米国で市販されているもので、一部はオンラインで買える画像送信や情報収集に使われる機器だったとしている。特殊な中国製センサーも搭載されていて、気象用でなくスパイ活動を目的にしたとの結論を裏付けたと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/chinese-balloon-used-american-tech-to-spy-on-americans-2e3f5039?mod=hp_lead_pos1)
◇カナダ森林火災500カ所、NYCと首都の大気汚染悪化
米ニューヨーク・タイムズ紙は29日、カナダで続く森林火災の煙が広がり、ニューヨーク市や首都ワシントンの大気汚染が悪化したと報じた。シカゴ、クリーブランド、デトロイトなど中西部は2日連続で有害な状況になったとしている。カナダ当局によると、少なくとも500カ所で森林火災が発生、その半分以上は制御不能の状態になると伝えた。
(https://www.nytimes.com/live/2023/06/29/us/canada-wildfires-air-quality-smoke)
◇NYCティファニー旗艦店で大量の煙、トランプタワーの隣
米ニューヨーク・ポスト紙は29日、ニューヨーク市5番街のティファニー旗艦店が入る建物地下から大量の煙が発生したと報じた。29日午前9時半ごろ、電気系統の故障でトランスがオーバーヒートし灰色の煙がまん延したとしている。トランプタワーに隣接するビルだと伝えた。
(https://nypost.com/2023/06/29/fire-breaks-out-beneath-iconic-tiffanys-building-in-nyc-engulfs-surrounding-area-in-smoke/)