【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇ゴールドマン、アップルとの提携解消を検討
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は30日、米金融大手ゴールドマン・サックスがアップルとの提携解消を検討していると報じた。関係筋によると、ゴールドマンはアメリカン・エキスプレスと交渉、アップルとのクレジットカード事業を引き継ぐ方向で協議しているとしている。ゴールドマンは昨年、消費者向けビジネスを縮小する計画を発表したと伝えた。(https://www.wsj.com/articles/goldman-is-looking-for-a-way-out-of-its-partnership-with-apple-79849a91?mod=hp_lead_pos1)
◇米SEC、ビットコイン現物ETF申請内容は不十分
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は30日、米証券取引委員会(SEC)が暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物に投資するETF(上場投資信託)に関するブラックロックなどの申請内容は不十分であるとナスダックとCBOE(シカゴ・オプション取引所)に通知したと報じた。明確性に欠け、包括的ではないと指摘したとしている。ブラックロックのほか、フィデリティ、アーク・インベストメント、インベスコ、ウィンダムツリーなどいずれも書類を修正したと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/sec-says-spot-bitcoin-etf-filings-are-inadequate-390336e8?mod=hp_lead_pos3)
◇米最高裁、バイデン大統領の学生ローン免除は権限逸脱
米ワシントン・ポスト紙は30日、バイデン大統領が約4000億ドル(約57兆8000億円)の学生ローン返済免除は行政府の定める権限を越えているとして、効力を認めない判断を下したと報じた。保守派判事が過半数を占める最高裁の6対3の決定、バイデン大統領の打撃になるとしている。裁判所が差し止める措置を講じる前に約1600万人の返済免除が承認されていたと伝えた。(https://www.washingtonpost.com/politics/2023/06/30/supreme-court-decision-student-loan-forgiveness/)
◇ディズニー傘下ESPN、TV解説者20人をレイオフ
米CNBCは30日、ディズニー傘下のスポーツ専門局ESPNがテレビに出演するパーソナリティ約20人にレイオフ(一時解雇)を通知したと報じた。NBA(全米プロバスケットボールリーグ)の著名解説者ジェフ・ヴァン・ガンディ氏とジェイレン・ローズ氏も対象者に含まれたとしている。経営目標を達成するため経費を削減すると伝えた。(https://www.cnbc.com/2023/06/30/espn-lays-off-on-air-talent-including-jeff-van-gundy-and-jalen-rose.html)
◇米CIA長官、ウクライナを極秘訪問
米ワシントン・ポスト紙は30日、中央情報局(CIA)のバーンズ長官が6月初旬にウクライナを極秘訪問していたと報じた。ゼレンスキー大統領らと会談、ウクライナ側から領土奪還を早期に進め、年末までにロシアと停戦交渉を開始したいと伝えられたとしている。表向きにウクライナは反攻の進展が遅いとの批判に不満を表明しているが、水面下では秋までの領土奪還に自信をみせていると伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/national-security/2023/06/30/cia-director-burns-ukraine-counteroffensive/)
◇バイデン大統領、生放送CM前にスタジオ去る
米ニューヨーク・ポスト紙は29日、バイデン大統領がニュース・チャンネルMSNBCの生放送のコマーシャル(CM)前にスタジオを立ち去ったと報じた。席を立ち司会者に握手をして立ち去る様子が放送されたとしている。CM前に出演者が退席するのは異例、「トイレに行った?」など高齢のバイデン氏の立ち振る舞いが話題になったと伝えた。(https://nypost.com/2023/06/29/biden-walks-off-interview-set-before-msnbc-host-is-finished-talking/)