【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇チャットGPTを調査、米FTCが政府の役割拡大
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は13日、米連邦取引委員会(FTC)がオープンAIの開発した対話側AI(人工知能)「チャットGPT」を調査していると報じた。法的措置の可能性を示唆、間違った情報を提供し消費者の悪影響になっていないか調べているとしている。リナ・カーン委員長率いるFTCは、新しい技術に関する連邦政府の役割を大幅に拡大したと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/chatgpt-under-investigation-by-ftc-21e4b3ef?mod=hp_lead_pos1)
◇NYCの大型高級コンド、半分売れ残り大幅値引き
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は13日、富裕層向けに建設されたニューヨーク市(NYC)ウエスト側の大型高級コンドミニアム「ハドソンヤード」の半分が売れ残っていると報じた。販売開始から4年経つが、6月末時点の売買成約率は約50%だとしている。6月に契約が成立したユニットは発売価格から平均30%値引きされ、売り出し中のユニットは最大50%低い価格が提示されていると伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/hudson-yards-condos-14aed09e?mod=hp_lead_pos7)
◇破綻セルシウスの元CEOを逮捕
米CNBCは13日、経営破たんした暗号資産(仮想通貨)融資会社セルシウスのアレックス・マシンスキー元最高経営責任者(CEO)が逮捕されたと報じた。連邦検察は元CEOと元幹部1人に対する詐欺や証券操作など容疑7件を公表、証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)も元CEOとセルシウスを起訴したとしている。連邦取引委員会(FTC)は、セルシウスが47億ドル(約6500億円)を支払うことで和解したと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/07/13/former-celsius-ceo-arrested-company-agrees-to-pay-4point7-billion-settlement.html)
◇米FDA、避妊薬市販を初承認
米ワシントン・ポスト紙は13日、米食品医薬品局(FDA)が経口避妊薬の市販を初めて承認したと報じた。承認されたのは製薬会社ペリゴの「オピル」で、60年前に米国市場に導入されたとしている。「オピル」は来年1月もしくは2月に薬局で販売を開始する見通しで、年齢制限はないと伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/health/2023/07/13/birth-control-pill-over-the-counter-fda-approval/)
◇ハリウッド俳優らが63年ぶりスト、脚本家に合流
米ロサンゼルス・タイムズ紙は13日、俳優16万人が所属する全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)がストライキを決行すると報じた。大手映画・テレビ会社の経営者との交渉が決裂、組合理事会はスト決行を勧告したとしている。1960年以来63年ぶり、ストを続けている脚本家に合流すると伝えた。
(https://www.latimes.com/entertainment-arts/business/story/2023-07-13/sag-aftra-strike-actors-hollywood-labor-netflix)
◇ディズニー、テレビ資産を近く売却も
米CNBCは13日、ウォルト・ディズニーがテレビ資産の売却に近く動くと報じた。26年まで契約が延長されたアイガー最高経営責任者(CEO)が、伝統的なテレビビジネスを再考、売却を検討すると語ったとしている。ディズニーは、ネットワークのABCからケーブル局ESPNまで多くのテレビ資産を保有していると伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/07/13/disney-ceo-iger-opens-door-to-unloading-tv-assets.html)