【日経QUICKニュース(NQN)】ローム(6963)は18日、東芝(6502)に対するTOB(株式公開買い付け)を目的とする投資ファンド「TB投資事業有限責任組合」へ1000億円を出資することを決議したと発表した。この出資とは別に、関連する投資会社が発行する2000億円の無議決権優先株式も引き受ける予定。
東芝は3月に日本産業パートナーズ(JIP)を中心とした国内連合による株式非公開化の買収提案を受け入れた。
今回の出資についてロームは「東芝との協業や経営参画について合意事項はなく、出資の条件にもなっていない」としている。もっとも、東芝の半導体事業については「当社との親和性も高く、将来的に機会をいただければ協業・連携にも関心を持っている」という。