【松島 新(米ロサンゼルス在住)】へ
◇米アンハイザー、「バドライト」不振で350人レイオフ
米CNBCは27日、米ビール大手アンハイザー・ブッシュが全米の事務所勤務の従業員約350人をレイオフ(一時解雇)すると報じた。トランスジェンダー俳優の広告起用で主力の「バドライト」の不買運動が発生したとしている。レイオフは全従業員の2%未満で、工場スタッフや営業職には影響しないと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/07/27/bud-light-maker-anheuser-busch-announces-layoffs.html)
◇1日あたり4分未満の運動、癌リスクの低減効果
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は27日、短時間の運動が癌のリスクを低減すると報じた。米医学専門誌JAMAに掲載された2万2000人超を対象にした調査・研究で、1日あたり4分未満の運動をする人の癌リスクは運動をしない人より約17%低いことがわかったとしている。登坂やショッピングバッグを持ったウォーキングが健康促進に繋がることも示されたと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/even-four-minutes-of-exercise-a-day-could-cut-your-cancer-risk-8768087f?mod=hp_featst_pos3)
◇マスク氏の「スーパーアプリ」野望、言うは易く行うは難し
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は27日、米実業家イーロン・マスク氏がめざす「スーパーアプリ」の米国での成功は「言うは易く行うは難し」だと報じた。ツイッターをXに変更し、金融取引を含む「なんでもアプリ」にする計画だが、ペイパルやツイッター共同創業者のドーシー氏のブロックを含め、米国で成功した例はないとしている。中国の騰訊控股(テンセント)傘下の微信(ウィーチャット)は「スーパーアプリ」とされるが、米国の市場環境と規制はアジアと異なると伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/why-elon-musks-plan-to-build-a-super-app-wont-be-easy-75f00930?mod=hp_lista_pos1)
◇大谷翔平のトレードなし、エンゼルス抱く夢
米ロサンゼルス・タイムズ紙は27日、二刀流の大谷翔平が属するエンゼルスが大きな夢を抱いているとのコラムを掲載した。スポーツ・イラストレーテッドの「大谷翔平のトレードはない」とする報道は野球界に衝撃を与えたが、エンゼルスの経営陣はリスクを恐れず球界最高の選手の成功の確率を最大限化するとしている。今シーズン以降も大谷を手放さない覚悟で、ディズニーランドでの優勝パレードを夢みていると伝えた。
(https://www.latimes.com/sports/angels/story/2023-07-27/dylan-hernandez-shohei-ohtani)
◇仏ケリング、ヴァレンティノの30%取得
英フィナンシャル・タイムズ紙は27日、グッチの親会社である仏高級ブランド会社ケリングが、伊ヴァレンティノの株式30%をカタールのファンドから取得することで合意したと報じた。現金17億ユーロで購入、5年以内に100%取得するオプションを得たとしている。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)とエルメスと競合するケリングが成長加速を目指すと伝えた。
(https://www.ft.com/content/8bcc67b8-4d21-414f-9731-f971f83c099a)
◇ロシア、スターリン以来の人工中絶禁止に傾く
ロシアの独立系英字紙モスクワ・タイムズは27日、ロシア政府が人工中絶禁止に傾いていると報じた。スターリン時代の禁止を除き、ロシアでは歴史的に人工中絶に寛容だったとしている。戦時下の自由制限が医療の領域にも拡大しつつあると伝えた。
(https://www.themoscowtimes.com/2023/07/27/russia-edges-closer-to-abortion-ban-in-quest-to-preserve-traditional-values-a81977)