【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇墜落した航空機にプリゴジン氏搭乗、乗員乗客10人全員死亡とロシア高官
英フィナンシャル・タイムズ紙は23日、ロシアの民間軍事会社ワグネルの指導者プリゴジン氏が搭乗したとみられる航空機が墜落したと報じた。モスクワからサンクトペテルブルクに向かう航空機がトベリ州で墜落、乗員乗客10人全員が死亡したとするロシア緊急事態省高官の話をRIAノーボスチ通信が報じたとしている。トベリの住民は防空システムが2発発射された音を聞いたと話していると伝えた。
(https://www.ft.com/content/812c9da3-80f2-4fe1-8fad-0b4441d1977a)
◇ロシア運輸当局、プリゴジン氏搭乗とされる墜落機を調査
ロシア国営タス通信は23日、ビジネスジェット機がトベリ州で墜落し、パイロット3人と乗客7人が全員死亡したと報じた。ロシアの連邦運輸当局が墜落機の調査に着手したとしている。墜落機の搭乗者リストにワグネルのプリゴジン氏の名前があると伝えた。
(https://tass.com/emergencies/1664311)
◇トルネードキャッシュ創業者2人、北朝鮮含む資金清浄で米司法省が起訴
米CNBCは23日、ロシアの暗号資産(仮想通貨)ミキシングサービスで知られるトルネードキャッシュの創業者2人が10億ドル(約1450億円)のマネーロンダリング(資金清浄)に関与したとして米司法省が提訴したと報じた。ミキシングは匿名性を高め仮想通貨取引のプライバシーを向上させるサービスで、起訴状によると創業者2人は北朝鮮が支援するハッキング・グループの巨額の資金清浄にも関与したとしている。創業者一人は逮捕、もう一人は指名手配されたと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/08/23/tornado-cash-founders-charged-with-laundering-more-than-1-billion-including-millions-for-north-korea.html)
◇インド月面探査機が着陸成功、ロシア失敗の直後に
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は23日、インドの無人月面探査機「チャンドラヤーン3号」が月の南極に着陸と報じた。ロシアが同じ地域での着陸を試みたが失敗、その数日後に成功したとしている。月面の南極着陸は世界初で、宇宙探索が新時代に入ったと伝えた。
(https://www.wsj.com/science/space-astronomy/india-counts-down-to-landing-at-moons-south-pole-9b3bb7cd?mod=hp_lead_pos7)
◇米年金基金、ヘッジファンドのアポロを提訴
英フィナンシャル・タイムズ紙は23日、ヘッジファンドのアポロ・グローバル・マネジメントが幹部の納税額補填を目的にした5億7000万ドル(約820億円)の支払いをめぐり年金基金に提訴されたと報じた。アンギィラ社会保障基金は、性犯罪者の故エプスタイン氏へのサービス提供をめぐり解任されたブラック氏ら共同創業者3人に対する巨額の納税額補填は正当化されないと主張したとしている。
(https://www.ft.com/content/715cb48a-a688-469b-9201-06f4f77ad297)
◇言葉失った人の脳に電子機器、1分間に62単語伝える
米ワシントン・ポスト紙は23日、神経系の病気で言葉を話せなくなった患者の脳に小型電子機器を装着することで意思伝達が可能になったと報じた。自然な会話では1分間に160の単語を使うが、患者が62の単語を伝達できた研究結果がネイチャー誌に掲載されたとしている。言葉を失った人の伝達能力が技術の進歩で改善したと伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/science/2023/08/23/brain-implants-convert-speech-text/)