【NQNシンガポール=秋山文人】インドの無人探査機が23日に月面着陸に成功したことを受け、24日のインド市場では関連銘柄に買いが入っている。航空・宇宙産業のヒンドゥスタン・エアロノーティクスは一時、前日比103.80ルピー(2.6%)高の4133.80ルピーまで上げた。今後の宇宙関連ビジネスの受注拡大を期待した買いも集めている。
同じく関連銘柄とされているバーラト重電や建設ラーセン・アンド・トゥブロも上げている。
関連とされる中小型株は一段と大きく上げている。技術提供が一部で報じられている電子機器の受託製造サービス(EMS)のセンタム・エレクトロニクスは前日に15%高と大幅に上昇し、24日も一時20%近く上げた。衛星技術のアバンテルも10%超上げる場面があった。
探査機「チャンドラヤーン3号」は日本時間23日夜、月の南極に着陸した。月面着陸に成功したのは4カ国目となる。